<?xml version="1.0" encoding="utf-8" standalone="yes"?><rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"><channel><title>Linux-Libre on 思いつきそうで思いつかなくていたときに</title><link>https://blog.fuga.jp/tags/linux-libre/</link><description>Recent content in Linux-Libre on 思いつきそうで思いつかなくていたときに</description><generator>Hugo -- gohugo.io</generator><language>ja-jp</language><copyright>Copyright(c) 2022-2025 SATO Daisuke. All rights reserved.</copyright><lastBuildDate>Wed, 21 Oct 2026 00:00:00 +0900</lastBuildDate><atom:link href="https://blog.fuga.jp/tags/linux-libre/index.xml" rel="self" type="application/rss+xml"/><item><title>PAN-OS CVE-2026-0257 の悪用継続、Claude Code 製パッチの再設計 RFC、Linux-libre 7.3、EDAC ドライバの引退、Siemens Software Center の脆弱性悪用（2026/10/21 Linux・OSSトレンド）</title><link>https://blog.fuga.jp/posts/2026-10-21-linux-oss-trend/</link><pubDate>Wed, 21 Oct 2026 00:00:00 +0900</pubDate><guid>https://blog.fuga.jp/posts/2026-10-21-linux-oss-trend/</guid><description>&lt;h2 id="はじめに"&gt;&lt;a href="#%e3%81%af%e3%81%98%e3%82%81%e3%81%ab" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;はじめに&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;パッチは書いて終わりではなく、確かめて届けるまでが修正です。今回の5本は、どれも「書いた後」の話として読めます。2026年5月に修正が出た穴は、修正を当てていない機器で攻撃され続けています。Linus Torvalds 氏が AI を使って書いたカーネルのパッチは、Kiryl Shutsemau 氏の手で18本の RFC に作り直されました。AI が生成する修正の増加は、古いドライバがメンテナ不在になる場面にも現れています。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;5本に共通点を見るのは、あくまで書き手の考察です。Linux 7.3 は10月18日（米国時間）に正式リリースされ、7.4 のマージウィンドウが開いています。動画で一次情報と食い違った発言は、各節末の「動画の訂正」にまとめました。&lt;/p&gt;&#10;&lt;div class="video-wrapper"&gt;&#10; &lt;iframe loading="lazy" &#10; src="https://www.youtube.com/embed/MhKuBNh5kMY" &#10; allowfullscreen &#10; title="YouTube Video"&#10; &gt;&#10; &lt;/iframe&gt;&#10;&lt;/div&gt;&#10;&#10;&lt;h2 id="1-pan-os-globalprotect-の-cve-2026-0257--5月に修正が出た穴が10月も狙われている"&gt;&lt;a href="#1-pan-os-globalprotect-%e3%81%ae-cve-2026-0257--5%e6%9c%88%e3%81%ab%e4%bf%ae%e6%ad%a3%e3%81%8c%e5%87%ba%e3%81%9f%e7%a9%b4%e3%81%8c10%e6%9c%88%e3%82%82%e7%8b%99%e3%82%8f%e3%82%8c%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;1. PAN-OS GlobalProtect の CVE-2026-0257 — 5月に修正が出た穴が、10月も狙われている&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;CVE-2026-0257 は、Palo Alto Networks の PAN-OS で GlobalProtect のポータルまたはゲートウェイを使っている環境の脆弱性です。&lt;a class="link" href="https://security.paloaltonetworks.com/CVE-2026-0257" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;アドバイザリ&lt;/a&gt;の公開は2026年5月13日です。影響を受けるのは、認証オーバーライドクッキーが有効で、特定の証明書構成がある場合です。分類は CWE-565（Reliance on Cookies without Validation and Integrity Checking）です。Qilin による悪用は&lt;a class="link" href="https://blog.fuga.jp/posts/2026-07-22-linux-oss-trend/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;7月22日の記事&lt;/a&gt;で扱いました。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="unit-42-の10月19日の更新"&gt;&lt;a href="#unit-42-%e3%81%ae10%e6%9c%8819%e6%97%a5%e3%81%ae%e6%9b%b4%e6%96%b0" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;Unit 42 の10月19日の更新&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://unit42.paloaltonetworks.com/active-exploitation-of-pan-os-cve-2026-0257/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;Unit 42 のブリーフ&lt;/a&gt;は、10月19日（米国太平洋時間16時）に、ランサムウェアグループの活動を加えて更新されました。10月20日にも、確認と対策の案内を足す更新があります。10月19日の更新によれば、Unit 42 は Spikey Scorpius（別名 Qilin）と Tarnished Scorpius（別名 Inc）による悪用の試みを引き続き観測しています。Settra ランサムウェアを使う攻撃者による悪用は、Unit 42 自身の帰属ではなく、&amp;ldquo;public reporting&amp;rdquo; として別に紹介されています。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="偽造の仕組みと深刻度"&gt;&lt;a href="#%e5%81%bd%e9%80%a0%e3%81%ae%e4%bb%95%e7%b5%84%e3%81%bf%e3%81%a8%e6%b7%b1%e5%88%bb%e5%ba%a6" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;偽造の仕組みと深刻度&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://www.rapid7.com/blog/post/etr-rapid7-observed-exploitation-of-pan-os-globalprotect-authentication-bypass-vulnerability-cve-2026-0257/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;Rapid7 のブログ&lt;/a&gt;によれば、クッキーの暗号化用の証明書をポータルやゲートウェイの HTTPS など他の機能と使い回していると、未認証の遠隔攻撃者が公開鍵を取得し、任意の認証オーバーライドクッキーを偽造して暗号化できます。Rapid7 の研究部門が作った PoC は5月29日に公開され、同日、CISA の Known Exploited Vulnerabilities カタログにも追加されています。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;CVSS は版を分けて読む必要があります。&lt;/p&gt;&#10;&lt;ul&gt;&#10;&lt;li&gt;Palo Alto のアドバイザリで 4.7（中）から 7.8（高）に変わったのは、CVSS v4.0 の脅威込みスコア（CVSS-BT）です。悪用状況を反映して、5月29日に更新されました。v4.0 の基本スコア（CVSS-B）は最初から 7.8 です&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;CVSS v3.1 の 9.1（Critical）は、&lt;a class="link" href="https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-0257" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;NVD&lt;/a&gt; が付けた別のスコアです&lt;/li&gt;&#10;&lt;/ul&gt;&#10;&lt;h3 id="侵入後の流れ"&gt;&lt;a href="#%e4%be%b5%e5%85%a5%e5%be%8c%e3%81%ae%e6%b5%81%e3%82%8c" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;侵入後の流れ&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://arcticwolf.com/resources/blog/exploitation-of-cve-2026-0257-leads-to-qilin-ransomware/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;Arctic Wolf のブログ&lt;/a&gt;は、2026年6月に調べた複数の侵入で、CVE-2026-0257 が初期侵入の経路だったと書いています。LSASS のプロセスメモリからの認証情報の取得、ntdsutil.exe による Active Directory データベースの複製、PsExec と RDP による横展開、Windows イベントログの消去が挙がっています。Microsoft Defender のリアルタイム保護は、一部の事例で、ランサムウェアの展開前に無効化されていました。Arctic Wolf は、侵入後の手口は被害者ごとに異なったとも書いています。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;Unit 42 のブリーフの冒頭には、VPN セッションが確立したのは調べた機器の一部で、横展開は確認されていない、という6月からの文が残っています。一方、10月19日の更新節は、RDP と SMB での横展開を挙げ、VPN ゲートウェイから vCenter の管理アプライアンスに移った事例も報告しています。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="対象と対策"&gt;&lt;a href="#%e5%af%be%e8%b1%a1%e3%81%a8%e5%af%be%e7%ad%96" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;対象と対策&#10;&lt;/h3&gt;&lt;ul&gt;&#10;&lt;li&gt;対象は PAN-OS の 10.2・11.1・11.2・12.1 の一部の版と、サポートが切れた旧版です。Panorama と Cloud NGFW は影響を受けません。Prisma Access は 10.2 と 11.2 の一部が対象で、アップグレードは Palo Alto の予定に沿って進められています&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;修正版は、アドバイザリによれば、12.1.7 以降、11.2.12 以降、11.1.15 以降、10.2.18-h6 以降などです。系列と現在の版ごとの修正版は、アドバイザリの Product Status の表で確認します&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;修正版にすると、認証オーバーライドクッキーは安全な方法で作り直されるため、GlobalProtect の利用者は一度だけ再認証が必要です&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;すぐに上げられない場合の緩和策は2つあります。認証オーバーライドクッキー専用の証明書を新しく作る方法と、認証オーバーライドの設定を無効にする方法です。ポータルやゲートウェイの証明書を使い回してはいけません&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;確認には、Unit 42 の案内にあるように、GlobalProtect のログで、不審なホスト ID やデバイス名からの gateway-connected イベントを検索します&lt;/li&gt;&#10;&lt;/ul&gt;&#10;&lt;p&gt;動画の訂正です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;ul&gt;&#10;&lt;li&gt;動画では、10月の更新に「VPN セッションが確立したのは一部」「横展開は確認されていない」と書かれていると紹介しましたが、この2文は2026年6月9日版から残る冒頭の文です。10月19日の更新節は、RDP と SMB での横展開と vCenter への移動を報告しています（&lt;a class="link" href="https://unit42.paloaltonetworks.com/active-exploitation-of-pan-os-cve-2026-0257/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;Unit 42 のブリーフ&lt;/a&gt;）。&lt;/li&gt;&#10;&lt;/ul&gt;&#10;&lt;h2 id="2-linus-torvalds-の-claude-code-製パッチをkiryl-shutsemau-氏が18本の-rfc-に--取り込みはまだ先"&gt;&lt;a href="#2-linus-torvalds-%e3%81%ae-claude-code-%e8%a3%bd%e3%83%91%e3%83%83%e3%83%81%e3%82%92kiryl-shutsemau-%e6%b0%8f%e3%81%8c18%e6%9c%ac%e3%81%ae-rfc-%e3%81%ab--%e5%8f%96%e3%82%8a%e8%be%bc%e3%81%bf%e3%81%af%e3%81%be%e3%81%a0%e5%85%88" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;2. Linus Torvalds の Claude Code 製パッチを、Kiryl Shutsemau 氏が18本の RFC に — 取り込みはまだ先&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;Meta 所属の Kiryl Shutsemau 氏が、10月19日（UTC）に、ページキャッシュを folio の参照カウントなしで読む RFC を linux-mm に投稿しました。Meta という会社の取り組みではなく、同氏個人の RFC です。&lt;a class="link" href="https://lore.kernel.org/linux-mm/20261019154913.1765974-1-kas@kernel.org/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;カバーレター&lt;/a&gt;の件名は &amp;ldquo;[RFC PATCH 00/18] mm: read the page cache without folio references&amp;rdquo; です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="元になった-linus-氏のパッチ"&gt;&lt;a href="#%e5%85%83%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%81%a3%e3%81%9f-linus-%e6%b0%8f%e3%81%ae%e3%83%91%e3%83%83%e3%83%81" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;元になった Linus 氏のパッチ&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;Linus Torvalds 氏のブランチ noref-filemap-read-with-llm の&lt;a class="link" href="https://mirrors.hust.edu.cn/git/linux.git/commit/?h=noref-filemap-read-with-llm" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;コミット&lt;/a&gt;は、2026年10月10日付です。本文の Tools 節に、コード、テストプログラム、レビュー、本文の最初の下書きは、同氏の指示のもとで LLM のコーディングアシスタント（Claude Code）が行ったと書かれています。10月13日には、10本のパッチ（ブランチ rcu-free-v3）が &lt;a class="link" href="https://lore.kernel.org/all/CAHk-=wjLjgfwgSZ1RDk4YdNFcV0ntosMO5AmBoHD76Zb3HFY7Q@mail.gmail.com/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;LKML に投稿&lt;/a&gt;されています。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="何を直すのか"&gt;&lt;a href="#%e4%bd%95%e3%82%92%e7%9b%b4%e3%81%99%e3%81%ae%e3%81%8b" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;何を直すのか&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;カバーレターによれば、多くの CPU が同じファイルを少しずつ読むと、どの CPU も同じ folio の参照カウントを増減し、その cache line を奪い合います。RFC は、読み手がコピーする可能性のある folio の解放を、RCU の猶予期間の後まで遅らせて、参照カウントを不要にします。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;18本の内訳は、カバーレターの shortlog で、Linus 氏が作者のものが7本、Shutsemau 氏が作者のものが11本です。Linus 氏の側の草案は、ブランチによって8本（10月10日）または10本（10月13日）で、7本とは別の数え方です。Shutsemau 氏のパッチにも、Linus 氏のパッチにも、&lt;code&gt;Assisted-by: LLM&lt;/code&gt; の trailer が付いています。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="設計の要点"&gt;&lt;a href="#%e8%a8%ad%e8%a8%88%e3%81%ae%e8%a6%81%e7%82%b9" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;設計の要点&#10;&lt;/h3&gt;&lt;ul&gt;&#10;&lt;li&gt;フラグ PG_rcu_free は、読み込み時に、繰り返し読まれる（hot な）folio に立てます。ストリーミング読み込みなど、hot にならないデータは遅延の対象外です。フラグは 64 ビット環境だけで使えます&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;解放待ちのページが CPU あたり 4 MiB（4 KiB ページで 1024 ページ）を超え、さらにメモリが逼迫しているときに、猶予期間の短縮を要求して解放を急ぎます&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;待機中のページは、ゾーンごとのカウンタ NR_FREE_RCU_PAGES で数えます。OOM killer に処理を渡す前に待機分を解放して再試行する変更も含まれます&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;新しい読み方を止めるスイッチは、sysctl ではなく debugfs の lockless_page_cache_read で、RFC のパッチ18/18に含まれています。将来、削除される可能性があるとも書かれています&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;tmpfs の読み込みにも同じ仕組みを使います&lt;/li&gt;&#10;&lt;/ul&gt;&#10;&lt;h3 id="測定結果"&gt;&lt;a href="#%e6%b8%ac%e5%ae%9a%e7%b5%90%e6%9e%9c" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;測定結果&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;測定は、64 vCPU の KVM ゲストを AMD Threadripper 7975WX で動かし、CPU の脆弱性対策を既定のまま有効にして、7.3-rc7 を基準に行われています。64 スレッドで 16 バイトの pread() を行った結果は、カバーレターの値で次のとおりです。&lt;/p&gt;&#10;&lt;table&gt;&#10;&#9;&lt;thead&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&lt;tr&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;th&gt;ファイルシステム&lt;/th&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;th&gt;基準（M reads/s）&lt;/th&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;th&gt;RFC（M reads/s）&lt;/th&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;th&gt;比&lt;/th&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&lt;/tr&gt;&#10;&#9;&lt;/thead&gt;&#10;&#9;&lt;tbody&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&lt;tr&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;td&gt;EXT4&lt;/td&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;td&gt;15.0-15.7&lt;/td&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;td&gt;68.9-70.1&lt;/td&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;td&gt;約4.5倍&lt;/td&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&lt;/tr&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&lt;tr&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;td&gt;tmpfs&lt;/td&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;td&gt;1.6-1.7&lt;/td&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;td&gt;71-72&lt;/td&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;td&gt;40倍超&lt;/td&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&lt;/tr&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&lt;tr&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;td&gt;XFS&lt;/td&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;td&gt;11.3-11.4&lt;/td&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;td&gt;20.4-20.5&lt;/td&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&#9;&#9;&lt;td&gt;約1.8倍&lt;/td&gt;&#10;&#9;&#9;&#9;&lt;/tr&gt;&#10;&#9;&lt;/tbody&gt;&#10;&lt;/table&gt;&#10;&lt;p&gt;1スレッドの読み込みは、ほぼ変わりません（1.6-1.9 が 1.7-2.0）。カバーレターの Open 節には、未解決の点が挙がっています。待機中の folio は、その間どの cgroup にも計上されません。メモリのコンパクションへの影響は、まだ測っていません。書き込み可能にマップされたファイルでは、flush_dcache_page() を実装するアーキテクチャは従来の遅い経路を通ります。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="取り込み状況"&gt;&lt;a href="#%e5%8f%96%e3%82%8a%e8%be%bc%e3%81%bf%e7%8a%b6%e6%b3%81" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;取り込み状況&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;10月21日の時点で、torvalds/linux の master にこのシリーズは入っていません。RFC として投稿された段階で、議論が続いています。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;動画の訂正です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;ul&gt;&#10;&lt;li&gt;動画では、フラグを「ページキャッシュから外れたページに」立てると紹介しましたが、RFC では、読み込み時に、繰り返し読まれる folio に立てます。フラグの付いた folio が外れるときに、解放を猶予期間の後まで待たせる、という結果は動画のとおりです（&lt;a class="link" href="https://lore.kernel.org/linux-mm/20261019154913.1765974-1-kas@kernel.org/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;カバーレターの 00/18&lt;/a&gt;）。&lt;/li&gt;&#10;&lt;/ul&gt;&#10;&lt;h2 id="3-gnu-linux-libre-73--新しいドライバの-blob-名を取り除く"&gt;&lt;a href="#3-gnu-linux-libre-73--%e6%96%b0%e3%81%97%e3%81%84%e3%83%89%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%90%e3%81%ae-blob-%e5%90%8d%e3%82%92%e5%8f%96%e3%82%8a%e9%99%a4%e3%81%8f" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;3. GNU Linux-libre 7.3 — 新しいドライバの blob 名を取り除く&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;GNU Linux-libre は、Linux カーネルから、ソースのない非自由なコンポーネントを取り除くプロジェクトです。&lt;a class="link" href="https://www.fsfla.org/pipermail/linux-libre/2026-October/003671.html" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;7.3-gnu のアナウンス&lt;/a&gt;の日時は、10月19日 05:02:14 UTC です。Linux 7.3 のタグ（10月18日 23:14:58 UTC）の約6時間後にあたります。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="今回の対象"&gt;&lt;a href="#%e4%bb%8a%e5%9b%9e%e3%81%ae%e5%af%be%e8%b1%a1" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;今回の対象&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;アナウンスによれば、新しいドライバのうち、Tyr（Arm の Mali GPU 向け）、Morse Micro の mm81x（Wi-Fi）、NXP の Wi-Fi、Realtek の PHY で blob 名を掃除しました。Tyr は、&lt;a class="link" href="https://github.com/torvalds/linux/blob/v7.3/drivers/gpu/drm/tyr/Kconfig" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;カーネルの Kconfig&lt;/a&gt; で Arm Mali CSF 系 GPU 向けの Rust DRM ドライバとされています。Morse Micro の mm81x が対象とする Wi-Fi HaLow は、Wikipedia によれば IEEE 802.11ah の愛称で、1GHz 未満の帯域を使います。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;既存のドライバでは、nova-core、amdgpu、adreno、rtw89、mt76 などで、新しく増えた blob 名を掃除しました。今回初めて対象になったのは新しいドライバの4件で、既存のドライバは増えた分の洗い直しです。nova-core は、&lt;a class="link" href="https://docs.kernel.org/gpu/nova/index.html" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;カーネルの文書&lt;/a&gt;によれば、GPU System Processor（GSP）を持つ NVIDIA GPU 向けのドライバです。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="何をするプロジェクトか"&gt;&lt;a href="#%e4%bd%95%e3%82%92%e3%81%99%e3%82%8b%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%af%e3%83%88%e3%81%8b" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;何をするプロジェクトか&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;アナウンスは、ソースコードに見せかけた、または別ファイルで配られる非自由なコンポーネントを取り除き、それらを実行時に要求する処理と、それを指す文書も無効にする、と説明しています。取り除いたものの自由な代替を用意することはしない、という方針も書いています。取り除きの作業は、&lt;a class="link" href="https://www.fsfla.org/ikiwiki/selibre/linux-libre/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;プロジェクトのページ&lt;/a&gt;によれば、スクリプト deblob-main が担い、残りの検査には deblob-check を使います。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="使う方法"&gt;&lt;a href="#%e4%bd%bf%e3%81%86%e6%96%b9%e6%b3%95" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;使う方法&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;プロジェクトのページには、Debian 系向けの Freesh（.deb）、Fedora や RHEL 系向けの RPM Freedom（.rpm）、PREEMPT_RT 付きの libeRTy（.deb）が載っています。7.3 のアナウンス時点では、ビルド済みのリリースは &amp;ldquo;available shortly&amp;rdquo; とされていました。&lt;a class="link" href="https://www.gnu.org/distros/free-distros.html" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;FSF が推奨するディストリビューション&lt;/a&gt;には、Parabola、PureOS、Trisquel などがあります。どの版に追従できるかは、使うディストリビューションの案内で確認してください。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="歴史"&gt;&lt;a href="#%e6%ad%b4%e5%8f%b2" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;歴史&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;アナウンスによれば、Linux-libre は gNewSense の中で始まり、後に Jeff Moe 氏が引き継いで名付けました。2008年に FSF Latin America が維持するプロジェクトになり、2012年に GNU プロジェクトの一部になっています。&lt;a class="link" href="https://en.wikipedia.org/wiki/Linux-libre" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;Wikipedia&lt;/a&gt; は、Alexandre Oliva 氏をメンテナとしています。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;動画の訂正はありません。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h2 id="4-linux-74-のマージウィンドウで古い-edac-ドライバ4つがメンテナ不在に"&gt;&lt;a href="#4-linux-74-%e3%81%ae%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%82%a6%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%83%89%e3%82%a6%e3%81%a7%e5%8f%a4%e3%81%84-edac-%e3%83%89%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%904%e3%81%a4%e3%81%8c%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%83%86%e3%83%8a%e4%b8%8d%e5%9c%a8%e3%81%ab" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;4. Linux 7.4 のマージウィンドウで、古い EDAC ドライバ4つがメンテナ不在に&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;Borislav Petkov 氏の EDAC の pull request が、Linus 氏に取り込まれました。&lt;a class="link" href="https://github.com/torvalds/linux/commit/ae171014b7988fabf1dbbc7cc4036c416a5b0230" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;マージコミット&lt;/a&gt;の日時は、2026年10月20日 18:14:43 UTC です。7.3 の後のマージウィンドウで入ったもので、v7.4-rc1 のタグは10月21日の時点でまだありません。マージウィンドウのほかの動きは&lt;a class="link" href="https://blog.fuga.jp/posts/2026-10-20-linux-oss-trend/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;10月20日の記事&lt;/a&gt;にあります。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="取り込まれた内容"&gt;&lt;a href="#%e5%8f%96%e3%82%8a%e8%be%bc%e3%81%be%e3%82%8c%e3%81%9f%e5%86%85%e5%ae%b9" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;取り込まれた内容&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;マージコミットの本文によれば、i82975x、x38、xgene、i3200 の EDAC ドライバが、MAINTAINERS で Orphan（メンテナ不在）になりました。ドライバのソースは、削除されずに残っています。本文は、これらのドライバには通りすがりの更新（drive-by updates）しか届かず、実際に使っている形跡はメーリングリストにない、と書いています。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;理由の核心は、次の一文です。&amp;ldquo;So, with the advent of AI-generated fixes frenzy, and because no one can really test fixes on those, it is time to sunset them &amp;hellip;&amp;rdquo; 実機で試せないドライバに AI が生成した修正が集まる状況を挙げ、引退させる時期だとしています。削除の時期や予定は、一次では確認できません。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;対象のうち3つは2000年代半ばの Intel チップセットのドライバで、X-Gene は Applied Micro（APM）の Arm SoC 向けです。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;7.3 の開発サイクルでは、ThunderX と MPC85XX の EDAC ドライバが、先に Orphan になっています。理由は AI ではなく、&lt;a class="link" href="https://github.com/torvalds/linux/commit/786262be6048deab760f68c8acc2c85607165894" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;pull request の本文&lt;/a&gt;にある、ハードウェアにアクセスできないことです。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;同じマージで、新しい EDAC ドライバも2つ入りました。1つは Intel のハードウェアで bitfix filter をリセットする intel-bff です。bitfix filter は、シリコンの経年劣化などで固着したビットを追跡する仕組みです。長く稼働すると一時的なエラーが溜まって詰まることがあるため、あふれたときにリセットします。もう1つは、ハードウェアがなくても EDAC のコアを VM 上で試せるダミードライバです。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="71-の削除との関係"&gt;&lt;a href="#71-%e3%81%ae%e5%89%8a%e9%99%a4%e3%81%a8%e3%81%ae%e9%96%a2%e4%bf%82" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;7.1 の削除との関係&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;7.1 では、ISDN、AX.25（アマチュア無線）、ATM、CAIF などが削除されました。&lt;a class="link" href="https://github.com/torvalds/linux/commit/64edfa65062dc4509ba75978116b2f6d392346f5" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;net-deletions のマージ&lt;/a&gt;は Jakub Kicinski 氏の pull request で、削除は138,161行です。本文は、syzbot が古いコードのバグを見つけ、新しい開発者が直そうとする状況を挙げ、&amp;ldquo;the LLM-pocalypse&amp;rdquo; を乗り越えるには専任のオーナーが必要で、いなければ削除する、と書いています。Andrew Lunn 氏の ISA と PCMCIA の Ethernet ドライバの&lt;a class="link" href="https://github.com/torvalds/linux/commit/0c22ed0fadcad620277a56c0ba2867d4850d053a" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;削除シリーズ&lt;/a&gt;のカバーレターは、AI を使う新人と fuzzer が問題を見つけ、メンテナの仕事が増えている、と書いています。経緯は&lt;a class="link" href="https://blog.fuga.jp/posts/2026-10-12-linux-oss-trend/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;10月12日の記事&lt;/a&gt;にあります。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://www.theregister.com/os-platforms/2026/08/10/linus-torvalds-says-ai-has-made-huge-linux-kernel-updates-the-new-normal/5285268" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;The Register&lt;/a&gt; の2026年8月10日付の記事によれば、Linus 氏は 7.2 の rc6 の大きさについて、修正の多くは AI ツールによるレビューから来ていると述べ、これを &amp;ldquo;the new normal&amp;rdquo; と呼びました。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="自分の環境の確認"&gt;&lt;a href="#%e8%87%aa%e5%88%86%e3%81%ae%e7%92%b0%e5%a2%83%e3%81%ae%e7%a2%ba%e8%aa%8d" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;自分の環境の確認&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;自分の環境が対象かは、&lt;code&gt;lsmod | grep -E 'i82975x_edac|x38_edac|i3200_edac|xgene_edac'&lt;/code&gt; で目安がつきます。ドライバがカーネルに組み込まれている場合は、&lt;code&gt;lsmod&lt;/code&gt; には出ません。EDAC のログは &lt;code&gt;dmesg | grep EDAC&lt;/code&gt; で見られますが、ディストリビューションによっては権限が必要です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;動画の訂正です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;ul&gt;&#10;&lt;li&gt;動画では、7.1 の約13万8000行の削除を提案したのは Andrew Lunn 氏だと紹介しましたが、&lt;a class="link" href="https://github.com/torvalds/linux/commit/64edfa65062dc4509ba75978116b2f6d392346f5" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;net-deletions の pull request&lt;/a&gt; は Jakub Kicinski 氏のもので、ISDN、AX.25、ATM、CAIF の削除コミットの作者も Kicinski 氏です。Lunn 氏は、同じマージに含まれる ISA と PCMCIA の Ethernet ドライバ12件の削除（約1万6000行）を提案しました。&lt;/li&gt;&#10;&lt;/ul&gt;&#10;&lt;h2 id="5-siemens-software-center-の-cve-2026-110936-と偽カスタム-gptplus-56の-clickfix"&gt;&lt;a href="#5-siemens-software-center-%e3%81%ae-cve-2026-110936-%e3%81%a8%e5%81%bd%e3%82%ab%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%a0-gptplus-56%e3%81%ae-clickfix" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;5. Siemens Software Center の CVE-2026-110936 と、偽カスタム GPT「Plus 5.6」の ClickFix&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;2つの話があります。1つは Siemens Software Center の脆弱性 CVE-2026-110936 が悪用されていること、もう1つは ChatGPT のカスタム GPT を入口にした ClickFix の攻撃が見つかったことです。2つが同じ攻撃者の一続きの連鎖だと、確認できた一次情報には書かれていません。以下は、別々の事実として整理します。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="siemens-software-center-の脆弱性"&gt;&lt;a href="#siemens-software-center-%e3%81%ae%e8%84%86%e5%bc%b1%e6%80%a7" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;Siemens Software Center の脆弱性&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;Siemens のアドバイザリ &lt;a class="link" href="https://productcert.siemens.com/productcert/html/ssa-580366.html" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;SSA-580366&lt;/a&gt; によれば、Software Center は DLL を制御されていない検索パスから読み込みます。認証されたローカルの攻撃者が細工した DLL を置けば、アプリの権限で任意のコードを実行できます。分類は CWE-427 です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;ul&gt;&#10;&lt;li&gt;CVSS v4.0 は 8.4 で、ベクトルは AV:L、PR:H です。ローカルで、高い権限が前提です&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;CVSS v3.1 は 6.7（Medium）です&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;どちらも Siemens が付けた値で、NVD 自身の評価は、確認時点で &amp;ldquo;Undergoing Analysis&amp;rdquo; でした&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;対象は V4.0.9.8 未満のすべての版で、V4.0.9.8 以降に更新します&lt;/li&gt;&#10;&lt;/ul&gt;&#10;&lt;p&gt;アドバイザリの改訂履歴は、V1.0（10月15日、公開）、V1.1（10月17日、Siemens Software Center の対策を追加）、V1.2（10月19日、悪用に関するブログ記事への参照を追加）です。Siemens ProductCERT の&lt;a class="link" href="https://productcert.siemens.com/news/2026/10/19/active-exploitation-of-cve-2026-110936-in-siemens-software-center/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;10月19日のブログ&lt;/a&gt;は、攻撃者が、有効な署名のある正規の Software Center を使い、その隣に自分のファイルを置いたと説明し、悪意あるファイルとして AllMyBasic.msi と archive.dll を挙げています。カナダのサイバーセキュリティセンターは、10月19日に&lt;a class="link" href="https://cyber.gc.ca/en/alerts-advisories/siemens-security-advisory-av26-1063" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;AV26-1063&lt;/a&gt;で注意喚起を出しました。CISA の KEV には、10月20日に追加されています。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="huntress-が報告した偽カスタム-gpt"&gt;&lt;a href="#huntress-%e3%81%8c%e5%a0%b1%e5%91%8a%e3%81%97%e3%81%9f%e5%81%bd%e3%82%ab%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%a0-gpt" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;Huntress が報告した偽カスタム GPT&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://www.huntress.com/blog/chatgpt-custom-gpts-clickfix-rat" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;Huntress の記事&lt;/a&gt;（9月28日公開）によれば、攻撃者は「Plus 5.6」という名前の偽のカスタム GPT を作り、Google Sites のページへ誘導しました。ページは Cloudflare の CAPTCHA 風の画面で、ClickFix の手口により、PowerShell で悪意ある MSI をダウンロードさせます。Huntress は、この Google Sites のドメインに由来する少なくとも40件のインシデントに対応し、そのうち2件がカスタム GPT 経由だと確認しました。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;Huntress が OpenAI に連絡し、最初の偽 GPT は9月25日までに削除されました。9月27日に、Huntress が同じキャンペーンに結び付く新しいカスタム GPT を見つけています。Huntress の記事にある連鎖は、Canon の署名付きアプリ（COTFileReadApp.exe）や Stardock の DeElevate64.exe を使った DLL サイドローディングで、ローダーは NuGet パッケージや WAV ファイルに中身を隠していました。記事に Siemens や AllMyBasic.msi の語はありません。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;CrowdStrike は、&lt;a class="link" href="https://www.crowdstrike.com/en-us/blog/how-clickfix-attacks-work-and-how-to-stop-them/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;ブログ&lt;/a&gt;で2026年版 Global Threat Report を引用し、偽 CAPTCHA を使った事案が2025年に563%増えたと書いています。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="forescout-が報告した-romulus"&gt;&lt;a href="#forescout-%e3%81%8c%e5%a0%b1%e5%91%8a%e3%81%97%e3%81%9f-romulus" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;Forescout が報告した ROMULUS&#10;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;a class="link" href="https://www.forescout.com/blog/romulus-analysis-of-a-new-multi-payload-clickfix-delivery-platform/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;Forescout の記事&lt;/a&gt;（10月15日公開）は、ROMULUS という複数のペイロードを配る ClickFix の配信基盤を分析しています。同じ認証画面を出す6つの IP アドレスを特定し、LegionLoader の配布や、約881.7MBに水増しされた実行ファイルを報告しています。Help Net Security は、ROMULUS のサーバーの1つが、Siemens が AllMyBasic.msi の配布経路として挙げた IP アドレスと同じだと伝えています。ただし、Plus 5.6 経由の感染が Siemens Software Center を使うものだったとは、どの一次情報にも書かれていません。&lt;/p&gt;&#10;&lt;h3 id="読者がすること"&gt;&lt;a href="#%e8%aa%ad%e8%80%85%e3%81%8c%e3%81%99%e3%82%8b%e3%81%93%e3%81%a8" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;読者がすること&#10;&lt;/h3&gt;&lt;ul&gt;&#10;&lt;li&gt;Siemens Software Center は V4.0.9.8 以降に更新し、公式の Siemens の配布元だけから入手する&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;見覚えのない MSI や DLL がないか、Siemens ProductCERT のブログにある検知の目安と照らして確認する&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;ブラウザの画面から、PowerShell などのコマンドを実行するよう求められたら、実行せずに止める&lt;/li&gt;&#10;&lt;/ul&gt;&#10;&lt;p&gt;動画の訂正です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;ul&gt;&#10;&lt;li&gt;動画では、Huntress によると「40件を超える」インシデントが「1つの Google Sites のページ」につながっていたと紹介しましたが、Huntress の記事は「少なくとも40件」で、起点は特定の Google Sites のドメインです。この40件と Siemens の連鎖が同じだとも書かれていません（&lt;a class="link" href="https://www.huntress.com/blog/chatgpt-custom-gpts-clickfix-rat" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;Huntress&lt;/a&gt;）。&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;動画では、OpenAI が9月25日に最初の偽 GPT を削除し、攻撃者が2日後に代わりの GPT を動かし始めたと紹介しましたが、Huntress の記事は、Huntress が OpenAI に連絡して9月25日までに削除されたこと、9月27日に Huntress が新しいカスタム GPT を見つけたことを書いています。攻撃者が稼働を始めた日とは書かれていません。&lt;/li&gt;&#10;&lt;/ul&gt;&#10;&lt;h2 id="まとめ"&gt;&lt;a href="#%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;まとめ&#10;&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;CVE-2026-0257 は、5月の修正が適用されない環境で、10月も狙われています。Linus 氏が AI を使って書いたパッチは、Shutsemau 氏の手で18本の RFC になり、取り込みの前に未解決の点が整理されました。Linux-libre は、リリースのたびに新しい blob 名を掃除します。EDAC の4ドライバは、実機で試せないまま AI 生成の修正が届く状況を理由に、メンテナ不在になりました。Siemens Software Center の脆弱性は、署名のある正規のソフトの隣に DLL を置く形で悪用されています。この共通点は書き手の考察です。&lt;/p&gt;&#10;&lt;p&gt;確かめることを挙げます。&lt;/p&gt;&#10;&lt;ul&gt;&#10;&lt;li&gt;PAN-OS の GlobalProtect を使っているなら、版を修正版と照らし、認証オーバーライドクッキーの証明書を使い回していないか確認する&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;ページキャッシュの RFC は、取り込まれたものと読まず、議論の経過を見る&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;Linux-libre を使うなら、ディストリビューションの案内で、追従する版を確認する&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;ECC メモリのサーバーや Arm SoC の古い機器を使っているなら、&lt;code&gt;lsmod&lt;/code&gt; で EDAC ドライバの有無を確かめる&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;Siemens Software Center を入れているなら、V4.0.9.8 以降に更新する&lt;/li&gt;&#10;&lt;/ul&gt;&#10;&lt;h2 id="参考リンク"&gt;&lt;a href="#%e5%8f%82%e8%80%83%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%af" class="header-anchor"&gt;&lt;/a&gt;参考リンク&#10;&lt;/h2&gt;&lt;ul&gt;&#10;&lt;li&gt;&lt;a class="link" href="https://security.paloaltonetworks.com/CVE-2026-0257" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;Palo Alto Networks のアドバイザリ CVE-2026-0257&lt;/a&gt;&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;&lt;a class="link" href="https://unit42.paloaltonetworks.com/active-exploitation-of-pan-os-cve-2026-0257/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;Unit 42 のブリーフ&lt;/a&gt;&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;&lt;a class="link" href="https://lore.kernel.org/linux-mm/20261019154913.1765974-1-kas@kernel.org/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;Shutsemau 氏の RFC カバーレター&lt;/a&gt;&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;&lt;a class="link" href="https://www.fsfla.org/pipermail/linux-libre/2026-October/003671.html" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;GNU Linux-libre 7.3-gnu のアナウンス&lt;/a&gt;&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;&lt;a class="link" href="https://github.com/torvalds/linux/commit/ae171014b7988fabf1dbbc7cc4036c416a5b0230" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;EDAC pull request のマージコミット&lt;/a&gt;&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;&lt;a class="link" href="https://productcert.siemens.com/productcert/html/ssa-580366.html" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;Siemens SSA-580366&lt;/a&gt;&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;&lt;a class="link" href="https://www.huntress.com/blog/chatgpt-custom-gpts-clickfix-rat" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;Huntress の偽カスタム GPT の記事&lt;/a&gt;&lt;/li&gt;&#10;&lt;li&gt;&lt;a class="link" href="https://www.forescout.com/blog/romulus-analysis-of-a-new-multi-payload-clickfix-delivery-platform/" target="_blank" rel="noopener"&#10; &gt;Forescout の ROMULUS の分析&lt;/a&gt;&lt;/li&gt;&#10;&lt;/ul&gt;&#10;&lt;p&gt;（2026/10/21 Linux・OSSトレンド）&lt;/p&gt;&#10;</description></item></channel></rss>