埼玉の自民党県議団がこんな条例を考えてるそうです。

虐待に該当する事案として、以下の事項などが該当するとしています。

  • 子どもだけで公園であそばせる
  • 子どもだけで「おつかい」に行かせる
  • 高校生のきょうだいに子どもを預けて外出する

「公園であそばせる」を禁止事項にするというのも現代的だなと言う感じです。自分たちが子どもだった頃(県議団含む)当たり前だったことが現代では虐待になってしまうのですか、監督者となる親(の誰か)が近くにいないといけないとなると、もう公園使う子どもは幼児ぐらいになってしまいそうですね。

「おつかい」は最近は知りませんが某番組がもっとも影響を受けそうですw

高校生のきょうだいに子どもを預けるのは、微妙な気もしますが、小学生になってれば自分である程度動けるので、家にいる分には問題があまり無いかと思うんですけどね。

いずれにしても思うのは、県議団の連中は現代の一般的な生活スタイルと子育てを知らなすぎるのではというところです。

もしこの条例を本当に施行することになった場合、子どもが帰ってくる時間(学童利用が可能であればともかく)にあわせて両親のいずれかは帰宅していないといけないでしょうし、子ども達は自分たちで遊びに行くこともかなり制限され、家で1人で(オンラインはともかく)遊ぶか、友達の家で遊ぶぐらいになることでしょう、それにしたって保護者は家にいないといけないでしょう(そうでないとお留守番状態です)。

つまり、

  • 必要に応じて普通に仕事の時間を制約かけて上がって問題が無い状況でないといけない
  • それによって給与が減るようなことがあってはいけない、というか現代の給料水準は大企業を除いて物価上昇にあわせての上昇がほとんど発生してないためむしろ給料が倍ぐらいになってないとおかしい
    • だから出稼ぎでオーストラリアに行ったりする若者が横行する状況なのよ!

もしこれを本当にやるのであれば、埼玉県議は県内企業の給与水準と働きやすさの改革を真っ先にしないといけないということになります。 もしくはシッターさんを格安で呼べるような状況にして1,2時間家にいてもらうなどが必要でしょうね。

これは全世界的に発生している、コロナ禍で非常に良かったはずの「リモートワークの規模縮小」という糞コーポレイトガバナンスが(日本においては)大失敗であるということも繋がってくるかと思います。 もちろんリモートワークのできない置き換えの聞かない職種があるのは承知ですが、可能な企業がやってたはずのリモワを縮小したが故に自宅など自由な場所で仕事ができて、より低負荷でできていたはずのことができなくなってしまってます。 子育て中の親たちにとって大変なことになってしまってるといって間違いありません。

日本政府は子育て支援の意味もこめて、改めて「リモートワークなど働き方改革により(給与水準を下げず、むしろ上昇させて)短い労働に関わる時間で効率よく動ける」デジタル施策を各企業に義務づけていくべきだと思います。