ちょっと気になったことがあったので、XAUUSD(金/米ドル)の挙動を見ていたのでした。

金相場に関しては、どうもロンドン時間付近ですごく動くときってのがありまして、その時間に蠱毒の如くブレイクアウトさせていくロジックを組んだらなにが起きるかという話なのです。

  1. 時間になったらその時の価格の上下に指し値買い・売りのトラップをしかける
  2. かかったらmodify(反対は一定時間で削除)し、SLを適当に設定、そいつはそのままにして即座に1.に戻って次のトラップを
  3. 終了時間になったら生き残りを決済して利確

すると、これがうまく行ったときこんなことになります。 すさまじい証拠金減少の後決済時に回復+αするというオチです。

ただこれはあくまでバックテストであり、スプレッドが固定になります(TDSでも使えばまた別ですが)。 これを実際にデモ口座にて走らせたところ、こうなりました。

いずれにしてもわかるのは、恐ろしい取引数量のため、資金とロットの設定を誤ると 途中で資金が枯渇してポジションが作れなくなる ということでした。

  • 1回目の実験(ECNデモ口座、100万円)
    • 0.5ロットで設定
      • 開始2時間程度で 資金枯渇w 新規ポジションが生成できず
      • 指定時間クローズで残金が15万にwww
  • 2回目の実験(上記口座、残金15万)
    • 0.02ロットで設定
      • 最後まで耐えた
      • 最終的に12.9万(-2.1万)

2回目の分ですが、取引回数442回でした。0.02ロットであれば8.84ロットでTariTali的には現在レート2,000円ぐらいになるのでしょうか(あくまで雑計算です)。割にはあいませんが、たまに暴発して最初の図のようにプラスに戻るのであればそれはそれでCBお小遣い生成器になるような気もしますが、ブローカーはこんなにポジション生成しまくって文句言わないか、少し心配になります(一応ポジション数無制限って書かれてるので問題無いと思いますが)。

そしてチャートから見るに、レンジ相場の動き(下の図)になったときは収益が期待できず(残ったもの達がクローズ前にSLしてしまう)、どちらかに流れるトレンド相場(上の図)であれば、蠱毒勝負で生き残った連中による増益が期待できます。 開始前にトレンドが起きるかどうかがわかればエントリータイミングを絞れて良いのでしょうが、それはまた難しい問題。

金相場はトレンドが発生しやすいか、底がポイントではないかと思いますがどんなもんでしょうね…

とはいえ面白いので、このデモ口座はもうしばらく走らせて様子見してみたいと思います。


なおお約束: 私のネタに付き合って本当に動かしても、資金以上の損失を受ける可能性はありますが、当方は一切責任を負いません。 自分のお金を使う以上、自分の判断で、自分で責任を持って行うようにしましょう。リスクを知ることすごく大事!